酔いしれる夜

昨日は久しぶりに外出しました。まだまだ息が切れる…。そんな具合でしたが、中之島フェスティバルホールへJUJUさんのライブに出かけて来ました♡お席は前から6列目！！生きてて良かった！このチケットは、いつも行くお店でたまたまお隣になった方とお喋りをして譲って頂いたチケットなのです。コロナ陽性と言われた時に1番先に考えた事は「ライブに間に合うのか！」と、言うこと。間に合って本当に良かった。ご縁と幸運に感謝。

ユーミンナンバー

今回のJUJUさんのライブのタイトルは「不思議の国のジュジュ苑ユーミンを巡る物語」松任谷正隆さんの演出でユーミンの曲をJUJU さんが歌う贅沢なライブでした。しっとりした曲からノリノリの曲まで、素晴らしいセットリストに酔いしれる。踊る！息切れるって言ってた人は誰！！後半からはさらに盛り上がる懐かしい曲。ユーミンのダンデライオンは沢山の方がカバーされていて今までは原田知世さんのダンデライオンが一番好きでした。けれどJUJUさんが歌うこの曲。最高でした！彼女の濡れた声で歌うダンデライオンは私の様なおばさんにも魔法をかけて「今、素敵なレディになる」と思わせてくれる…。うっとり。そしてダンデライオンからの「守ってあげたい」。

守ってあげたい

ユーミンの曲はJUJUさんも仰ってた通り、私たち世代にはいろんな意味で『教科書』です。そして沢山の思い出が重なり合う。甘い甘い初恋の思い出や、思春期の心模様。守ってあげたいを聴く時はいつも「あなたを守ってあげたい」と言う気持ちであの頃は聴いていたと懐かしく思ったりしたものです。そう、初恋のあなた、元気にしていますか？（笑）

ある時までは…。

大好きな人

人生の中で大切な人はたくさんいます。ご縁と運だけで生きていると言っても過言じゃない私の人生。その中でも…

大好きで、忘れられない人がいます

40歳半ばで早世した、先輩。なぜこんなに好きなのか、亡くなってもう随分経ちますが今でも会いたくてたまりません。彼女が好きだと言うものは、好きになりたった。柔和なのに凛とした彼女に釘付けでした。それぞれ家庭を持ち、何年かに一度会うくらいの距離感を保ちながら続いたお付き合い。べったりしない、でも会えば温かい気持ちが通い合う。そんな彼女が大好きでした。毎年頂く年賀状の文字すら愛しい。私は彼女に恋をしている様で「会う」となったらドキドキしていたことを今でも思い出します。

ある夕方、弟さんから彼女が亡くなったと言う知らせの電話。「姉から聞いていた、亡くなった後に知らせて欲しい大切な人の中にお名前がありましたので…」と。

その数ヶ月前、写真が趣味の彼女の作品が心斎橋のギャラリーで展示されると言う招待状が届き、在廊の日も記されていたのですが、あいにく他の約束があり彼女とは会えずに作品だけを観に行きました。感想とお会いできなかったお詫びをハガキで差し上げたら、彼女からもお返事のハガキを頂きました。

「少し体調を壊していますが、また会えるのが楽しみです。ご飯でも食べましょう」

それから数ヶ月しての弟さんからの電話

理解できない、数分間。

お別れの日

会社の先輩でしたので、お葬式には懐かしい方達もご一緒になりました。もと上司や先輩方。けれども哀しみに、深い寂しさに、溢れる涙が止まらず、ちゃんとご挨拶すら出来なくて、後日お詫びのお電話をしたくらいでした。

元々ほっそりした彼女が棺の中では別の人かと思うほど小さくなり眠っていました。ご自身で全てを決めて、お別れの曲もお花も、お写真も。教会でのお別れは彼女との別れをする為だけの時間だと感じる数時間でした。光の中で…思い出しても思い出しても、光と彼女を包む白くぼんやりした映像しか浮かんで来ないのです。今でも…。そして流れたのがユーミンの「守ってあげたい」彼女の名前は“ゆみこ”さん。ユーミンが大好きでした。

それから、今でも「守ってあげたい」を聴くと彼女を思い出して泣いてしまうので聴けなかった。

彼女と私のお別れの曲