前回の続きです。コツコツ貯筋には訳がありました。誘って頂いた登山に参加したくてダッシュで回復。んー、大丈夫かな。山に登ると言うのは余りにも暴挙じゃないか…。いやいや、低山だもの行けるでしょ。何ならロープウェイ…それじゃ、登山じゃなくなるやん!
気持ちは行ったり来たり葛藤していると、前夜には台風の影響で強かな雨。直前まで決行の予定でしたが、ぬかるみの山へ登っても楽しくないし危険だろうと言うリーダーの大人の判断で延期。残念な様な、ホッとする様な。
でもお楽しみ企画は延期じゃない。すぐにプランBが決まり「奈良の神社仏閣とお酒を楽しむハイキング」が決行されました。
晴れ女
前夜は大雨でしたが…。
「私、最強の晴れ女なんで」
はい。言った者勝ちです。お天気を左右するチカラなんてあるはずない。お楽しみを雨で流したくないと願かけをするだけでございます。
するとピーカン。陽射しガンガン。
もう少し雲があっても…などとお天道様に失礼な発言。
「最強の晴れ女ですね」と、メンバーにお墨付きを頂き、ハイキングは始まりました。
奈良の神社仏閣
私は南大阪に在住。奈良は背中合わせのご近所さん。車で行けば小一時間で色々な神社仏閣を拝観できます。ですが、今回はお酒も楽しむハイキング。電車で奈良へとレッツゴー。
奈良に10時到着を目指して出発。
古市からJR奈良へ1時間 880円 家から古市までも約1時間…(泣)
ならまちを抜け、興福寺から春日大社を鹿さんに手を振りながらてくてく歩きました。日曜日の朝にしては人通りも少なく、鹿もゆったり日陰で休憩。空の青さと雨に洗われた緑が美しくて、胸いっぱいに新鮮な空気を吸い込みながらのウォーキングは自分の足で楽しめる最高の運動です。階段2段飛ばしより断然楽しい。今回は寄りませんでしたが万葉植物園も4月下旬から5月上旬には藤の花が美しくおすすめの場所です。緩やかな坂道や、古道などを歩き 新薬師寺、白毫寺を目指します。これがなかなかの距離。近道をしたつもりが、違う方向へそれていた…とか。畑仕事をされていたおばあさんが「どこへいかはるん?」と聞いてくださり白毫寺へと伝えると「ここは行き止まりやし…」とご親切に道を教えて頂きました。あのおばあさんに出会わなかったら、迷い道ぐるぐるでした。ちゃんと道案内の石もあり、帰り道では、あ〜ココに書いてある。と言う振り返りもして。次のハイキングに生かす!
花の寺 白毫寺
リーダーがゴールに選んでくれていたのは新薬師寺からGoogle mapでは徒歩13分とされている白毫寺。この13分予定の道をぐるぐる。暑過ぎて私達は、何度冷たい泡泡を切望したか知れません。でもポジティブチームは「これは、最高の快楽の為の修行」ととらえ、小高いお寺を目指しました。
親切なおばあさんと出会い、ゴールに希望が見えてきました。そして若草山の斜面を左手に見ながら歩いて行くとお寺へ続く階段が見えました。
え〜、階段!! 声を揃える3人。けど登らないと言う選択肢はないですから。ゴールだよ〜と、再び足と心に力を入れて登りました。
萩の花で囲まれた階段を登り切ると小さなお寺が佇んでいました。
中へ入らせて頂くと、鎌倉時代、平安時代に造られたと言われる仏像群が現存しています。時代背景は鎌倉時代『鎌倉殿の13人』が頭をよぎり、長い歴史を感じました。
境内からは奈良市街地,生駒山方向を180℃パノラマで見渡す事ができます。この日は晴天でくっきりと美しい風景を楽しむ事が出来ました。時間をかけて歩いて来て良かったと思う瞬間でした。
花の寺と言われる事からも、四季折々のお花が楽しめるお寺です。萩や五色椿。秋には紅葉も。暑い日でしたが美しい緑の紅葉の木陰で風を感じる事ができて気持ち良かったです。
アクセスは私たちの様に徒歩もよし。バス利用でも行く事ができます。
JR奈良駅、近鉄奈良駅から市内循環バスで12分。高畑町下車 徒歩20分。
迷わなければ徒歩20分。お喋りしながらのんびり歩くのも楽しいです。
お待ちかねの…
白毫寺の境内は静かで美しい。椅子などもありましたので、ここでゆっくり過ごすだけでも充分なリフレッシュのハイキングコースです。
ですが、私たちのもうひとつのゴールは奈良のお酒旅♡ここからならまちまでをまた徒歩で戻り梯子酒の始まりとなります。帰り道は早いと言いますが、またまた少し迷い「美味しい泡の為の修行」と再び励ましの言葉をかけ合い乾杯の場所へと足を進めたのでありました。
お酒好きの方は次回もお読み下さると嬉しいです。奈良満喫の梯子酒をご紹介したいと思います。
坂田真奈美
コメント