先日、久しぶりに自分のamebloを見返していたら、一番読まれている記事は『ホットクック』に関するものでした。私の調理道具の中心は、無水のステンレスのお鍋数個とホットクックです。どんな風に使っているのか、シェアしたいと思います。
簡単料理こそ道具選びが大切です
「お料理が上手ですね」と言って下さる事がありますが、実はとても簡単な料理で素材の味から出る旨みと甘みを、ほんの少しの塩で整えるだけ。仕上げや焼く際に使うオイルで整えるだけの簡単料理の繰り回しです。そして、手持ちの道具が大切なアシスタントなのです。無水でゆでたり蒸したりすることが得意な道具達。
例えば、かぼちゃ。甘く煮つけるのも美味しいですが、無水で茹でて塩とペッパー、オリーブオイルをかけて出来上がり。ナッツをトッピングにすると、かぼちゃは赤ワインに寄り添ってくれます。実はお芋は赤ワインに合うと、最近教えて頂きました。
蒸し料理を調理の中心におく
無水でゆでる方法は、野菜の種類によって異なります。葉物なら水洗いした野菜に大さじ2杯くらいの水を加え、根菜類なら100ccの水で茹でます。ホットクックを使う場合は、手動モードで無水でゆでることができます。例えば、かぼちゃを薄切りにして10分ほど調理します。ホットクックのメニューキーも便利ですが、私はほとんど手動で調理しています。唯一リピートしてるメニューキーはゆで卵!ホットクックが美味しく作ってくれるからです。
理にかなっている
蒸したり、少ない水で茹でるとなぜ美味しいのか?答えは簡単で、たくさんの水の中に栄養価が逃げないからですね。せっかく買った素材の栄養は丸ごと頂きたい!そして不要な、甘みや塩味の為の調味料を少なく出来る為、美味しいのに健康にも繋がるのです。
利点と欠点
ホットクックの利点は朝に調理を仕込んでタイマーをセットし、帰宅したらすぐに食べられることです。暑い夏にカレーを準備して行っても、保温機能があるので傷む心配がありません。ただ、うち鍋はゴシゴシ洗えないのと、庫内に匂いが残る事が気になります。そして、消耗品で買い替えが必要になる事です。炊飯器を買い替えていくのが嫌でお鍋で炊いているのに、ホットクックを購入する捻れ…。衝動的に買った訳ではないですが、せっかくわが家にやって来たので、お別れするまでは良いパートナーになってもらいたいと思います。
ステンレスの鍋は40年近く使っていますが、まだまだ現役で活躍しています。ステンレスなので洗いやすく、磨けます。肉じゃがからケーキまで、オールラウンドに使える優等生。ご飯も毎日お鍋で炊いていて、小さなお鍋で1合のご飯がとても美味しく炊けます。ミニマルな生活を望むなら、数個のお鍋とフライパンで充分だと思っています。lHでもガスでも使える事も大きな利点です。
調味料の基本は塩
毎日お酒を楽しむ私にとって、晩ご飯はお酒に合うものがほとんどです。そして、調味料の基本は『塩』です。お気に入りの塩を使って、塩麹やにんにく麹を作っています。わが家の食卓は塩でまわっていると言っても過言ではございません。味の変化に、ハーブやお酢も使いますが、中心はやはり塩。
麹を買って、お気に入りのお塩で『塩麹』を作っていますが、お気に入りの麹屋さんには お塩がブレンドされた物もあります。
私がいつも麹を購入しているお店の塩麹はこちらです。麹だけとお塩がブレンドされたものと販売されています。気軽に塩麹にトライされたい方には美味しくて手軽です。

まとめ
自分の生活スタイルに合った調理道具を見つけて、力を抜いてみると、心地よい生活を楽しむことができます。ホットクックを買ったけれど、使いこなせてないとお悩みの方は、まず無水茹でて、冷蔵庫のお野菜の美味しさを味わってみて下さい。
発酵ソムリエ 坂田真奈美
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